審美歯科とは、その名の通り、歯の美しさ、見た目に関わるものです。「歯科審美学とは、顎口腔系における形態、色彩、機の美の調和を図り、人々を幸福に導く歯科医療を目的とした教育ならびに学習に関した学問の体系である」というのが、日本歯科審美学会の定義です。歯科医療の目的は、口腔疾患の予防、治療そして健康維持にあることは論を待ちません。口腔機能を清潔に健康に保つことにより、食べることすなわち食物の摂食・咀嚼・嚥下を行い、生命活動の根幹であり活力となるだけでなく、話すというコミュニケーションが円滑になります。機能が回復できても、見た目の問題が大きいと、心身ともに健康とはいえないでしょう。顔の表情も変わりますし、その意味で人生に大きくかかわるものといえます。審美歯科はクオリティー・オブ・ライフに関わるものなのです。なお、審美歯科とは歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士それぞれ歯科に関わる専門職にとって、意識しなければならないテーマなのです。

歯列矯正も審美歯科の治療の一環です。歯並びも大切なポイントですから歯に小さな力を少しずつかけて、時間をかけて歯の位置をずらし、歯並びを整えていくのが歯列矯正のやり方です。不揃いの歯などの強制や上下のあごの位置を調整し、かみ合わせをよくすることができます。特に女性にとっては見た目に関わるので、小さいうちから歯列矯正を行うことが珍しくありません。

このほか、白く見せたり、インプラントを入れたりと、審美歯科には様々な治療方法があります。ここでは様々な治療法をご紹介しつつ、特にインプラントに焦点を当てながら、治療法の概要、メリット、費用などに触れます。