審美歯科でのインプラント治療

4つある両方のうち、最も大がかりで根本的に見た目をよくできるのが、インプラント療法です。歯が根元から完全になくなってしまったときに、人工歯根(インプラント)を入れて、あごの骨と一体化させ、その上に人工の歯を装着させる治療法です。入れ歯のようなぐらつきの心配もなく、自分の歯と同じ感覚で食事することが可能です。保険適用で一般的に広く行われているブリッジ治療と比べて、インプラント治療は歯への負担が少ないため、優れた方法とされています。

骨の中に直接人口歯根(インプラント)を埋め込み、
顎の骨としっかり固定させた後、そのうえに人工の歯を装着する方法です。
外科処置が必要となりますが、義歯のように取り外しの億劫さがなくなり、
ブリッジのように両隣りの歯に負担をかけずにすむのが特徴です。

ただしインプラント療法は、高度な外科治療が伴う方法です。このため施術実績が豊富で安心できる歯科医院で、ベテランのドクターと歯科衛生士、歯科技工士のもと、高度に配慮された衛生環境の中で行われることがとても大切です。治療に当たってはあごの形や神経の位置などについて、CTスキャンを使って把握する、といった慎重な準備も必要になります。

インプラント療法においては、担当ドクターのセンスや審美的感覚が仕上がりを大きく左右します。これはすなわち患者の人生を大きく左右します。このような点をよく踏まえて、慎重に歯科医院を選ぶことが大切です。ネット上の口コミなどをチェックするなど入念なリサーチをお勧めします。

審美歯科の主な治療内容

歯列矯正も審美歯科も、口腔や歯科系の病気が理由の場合でなければ、保険適用はされず高額の費用が掛かります。大人でも子供でもだいたい100万円近く必要です。もちろん長期間かけて治療していきますので負担が一気にのしかかるわけではありませんが、経済的には重いことは確かです。その代り使用する素材は保険適用の場合よりも自由度があります。見た目の良さを重視するなら審美歯科、治療範囲が広範囲で機能面の問題解決も必要なら歯列矯正歯科がベストです。同じ治療でも審美歯科は比較的短期間で済みます。

代表的な治療内容には4つあります。一つはホワイトニング治療。これは、歯にホワイトニング用のジェルを乗せるなどの方法で歯の漂白を行うものです。審美歯科で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングという方法があり、通常は両方を併用します。これで白くしたものが元に戻ることを防ぎつつ、徐々に白さを定着させていきます。以前はレーザーを当てる方法と併用していましたが、今はそれは行わないので、体にも優しい治療法です。そのほか、オールセラミッククラウン治療、セラミックインレー治療、そしてインプラント治療といった方法があります。

歯科治療の一環としての審美歯科

審美歯科とは、その名の通り、歯の美しさ、見た目に関わるものです。「歯科審美学とは、顎口腔系における形態、色彩、機の美の調和を図り、人々を幸福に導く歯科医療を目的とした教育ならびに学習に関した学問の体系である」というのが、日本歯科審美学会の定義です。歯科医療の目的は、口腔疾患の予防、治療そして健康維持にあることは論を待ちません。口腔機能を清潔に健康に保つことにより、食べることすなわち食物の摂食・咀嚼・嚥下を行い、生命活動の根幹であり活力となるだけでなく、話すというコミュニケーションが円滑になります。機能が回復できても、見た目の問題が大きいと、心身ともに健康とはいえないでしょう。顔の表情も変わりますし、その意味で人生に大きくかかわるものといえます。審美歯科はクオリティー・オブ・ライフに関わるものなのです。なお、審美歯科とは歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士それぞれ歯科に関わる専門職にとって、意識しなければならないテーマなのです。

歯列矯正も審美歯科の治療の一環です。歯並びも大切なポイントですから。歯に小さな力を少しずつかけて、時間をかけて歯の位置をずらし、歯並びを整えていくのが歯列矯正のやり方です。不揃いの歯などの強制や上下のあごの位置を調整し、かみ合わせをよくすることができます。特に女性にとっては見た目に関わるので、小さいうちから歯列矯正を行うことが珍しくありません。

このほか、白く見せたり、インプラントを入れたりと、審美歯科には様々な治療方法があります。ここでは様々な治療法をご紹介しつつ、特にインプラントに焦点を当てながら、治療法の概要、メリット、費用などに触れます。